家族で、神様とともに歩む   S・Yさん

 平成30年12月6日、3084グラムの元気な女の子を出産しました。そして今月で生後9ヶ月を迎え、ハイハイもできるようになり、成長していくことに嬉しさとちょっぴり寂しさを感じています。

 今回証を書くにあたり、妊娠と出産を振り返ってみました。妊娠期間は至って順調で、つわりも最初の2.3ヶ月に少しあったぐらいでしたので、仕事も産休に入る10月末までしっかり働くことができました。

 12月6日は予定日の前日で、午前中に妊婦検診がありました。1ヶ月前から毎週行なっていた胎児の心エコーで、赤ちゃんの心拍が時折弱くなることが判明し、経過観察目的で急遽入院することになりました。ちなみにこの時は陣痛はまだで、たまにちょっと痛いかなという程度でした。主人は仕事を昼から休んで病院に来てくれました。先生からは「このまま心拍が弱いのが続くと出産時に赤ちゃんが危ないので、帝王切開になるかもしれない」と説明されました。私はそれまで順調にマタニティライフを送ってきていたので、突然のことに不安を覚え、牧場にも祈祷課題として祈ってもらい、自分でも神様を信じ委ねられるよう祈りました。胎児心エコーの装置をつけたまま5時間ほど時間が経った頃、先生から「一時的なものみたいだったのできっと大丈夫、予定通り自然分娩でいきましょう」と言われました。祈りが聞かれたと心から嬉しく思い、感謝でした。

 その後は一旦退院になるかなと思っていましたが、あれよあれよと陣痛が始まり、人生で一番の痛みを経験し、6日夜の20時51分に娘は誕生しました。本格的な陣痛が始まってからは6時間、分娩台に上がってから20分という、助産師さんにも初産なのにと驚かれるほどのスピード出産でした。主人も一緒になって痛がってくれたり、腰をさすってくれたり、声かけして励ましてくれたり、たくさんサポートしてくれました。一人では絶対乗り越えられなかったと思います。産まれた瞬間は自分が親になるということの責任と喜びを同時に感じ、生まれてきてくれたことにありがとうと愛しい気持ちが溢れ、なんとも言えない感情になりました。また、人間を創られた神様って本当にすごい方だと改めて思いました。

 娘の名前はMです。心優しく、周りの人に癒やしを与えられるような人に、魅力溢れる人になってほしいとの思いで名付けました。

産後は初めての育児に戸惑ったり、思うようにいかなくて疲れたりする時もありますが、その倍以上楽しいことも嬉しいこともあって、育児を通して私自身も日々成長させてもらっています。それに教会には頼れる先輩ママ方がたくさんいて、牧場という、話を聞いてもらえて祈ることができる居場所があって本当に感謝です。これからも家族みんなで神様と共に歩んでいきたいです。

 最後になりましたが、私の妊娠・出産のためにたくさんのお祈りと、具体的なご支援も本当にありがとうございました。3人になったS家をこれからもどうぞ可愛がってくだい。ありがとうございました。