「イエス様に守られて」  D・Wさん

 2016年11月、僕はいつものように会社で仕事をしていました。仕事の内容は、車の部品を作る金型作りで、いろんな重さの鉄の塊を機械にはめ込んで金型を作っています。その物がどういう状況でなったのかはわかりませんが、機械から外れて約30キロの鉄の塊が私の方へ飛んできました。そして、頭をかすっていき、私は気を失いました。すぐに病院に運ばれて検査をし、頭蓋骨に10センチのひび、脳の内出血、脳挫傷と診断されました。妻や上司がすぐに駆けつけてくれましたが、あまりの痛さでまともにしゃべることができませんでした。そして、会社から病院に運ばれている間、気を失っていたのですが、その間にとても不思議な体験をしました。そこは真っ暗な所でした。そして、なぜか私のそばに神様がいるとわかりました。私は神様に聞きました。

 

W 「ここは、懺悔の場所ですか。」

神様「違うよ。」「あなたが来るのはまだ早い。」

W 「ぼくは死んでいないのですか。」

神様「死んでいないよ。私が助けたから。」

W 「なんで僕は、何も覚えてないのですか。」

神様「私が、その記憶を取ったから。今後あなたのためにならないから。不安や恐れが残ってはいけないから。」

W 「でも助けてもらった所を何も見ていないのに・・・。」

神様「じゃ、Wは私が助けた所を見ていないから、私が助けたことを信じないのか?」

W 「信じます!信じます!」(焦りながら…)

 

内容は覚えていませんが、少しまた話をして、

 

神様「Wにお願いがある。」

W (なんで神様がわざわざこんな俺にお願いすることがあるんやろう?何でもできるお方やのに・・・なんで俺なんやろう?と思いながら) 

  「何ですか?」

神様 「私が、Wを助けたこと、私の事を思うがままにこれから、いろんな人に伝えてほしい。その伝えた人がクリスチャンになるかならないかは、Wは何も考えなくていい。心配しなくていい。それは私たちと、私たちに仕える者が決めることだから。心配しなくていい。これからも私たちがWのそばにいるから。」

 

 そして、僕は目が覚めました。その後お医者さんや会社の人から、自分に起きた事故の様子を聞きました。「あと1センチでもずれていたら死んでいた。鉄の塊がWを通り過ぎるスペースなんかないのに、なぜ頭をかすっただけで済んだのか。Wが今生きているのは奇跡の他はない。」とのことでした。でもぼくは何も怖くありませんでした。神様が守ってくれていると知っているから。

 

 この事を通して、今まで自分が一番恐れていたことを取り除いてくださいました。自分はクリスチャンにもかかわらず、死に対してとても恐怖でした。天国があると知っていても本当に行けるのかとかを考えるだけで涙が止まらず、ずっと恐怖でしかありませんでした。しかし、神様との最初の会話で「あなたが来るのはまだ早い。」のところで、「天国は本当にあるんだ。」そして「自分は行けるんだ。」と確信を持つことが出来ました。長い間あった死に対する恐怖は神様によって取り除かれました。

 

 今まで自分勝手なことをしてきて、自分がピンチの時だけ「神様助けて!」と祈っていました。しかし神様は、ずっとそばにいてくれ、いつも助けてくれ、こんな僕にさえも愛を注いでくれていました。神様からのたった一つのお願いを僕は、恐れず思うがままにたくさんの人に伝えていきたいと思います。